三菱マテリアル社長が辞任へ データ改ざんで引責[2018/06/11 17:07]

 三菱マテリアルは一連の検査データ改ざん問題を受け、竹内章社長が経営責任を取って辞任すると発表しました。

 後任には小野直樹副社長が昇格し、竹内社長は代表権のない会長となります。三菱マテリアルは去年11月に複数の子会社で検査データの改ざんが発覚し、8日には三菱マテリアル本体の直島製錬所でJIS(日本工業規格)に適合しない製品を出荷していたことが明らかになりました。これを受け、直島製錬所の所長を更迭する人事を発表し、担当役員の報酬も月額で最大30%返上するということです。辞任する竹内社長は、「経営責任を明らかにするため、経営体制を変更する。今後はグループ全体のガバナンス体制強化に関わる指導、監督、助言を行う」とコメントしました。

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