メルカリ初値の時価総額6700億円 今年最大の上場[2018/06/19 11:53]

 スマートフォンで中古品を売買できるフリーマーケットアプリを展開するメルカリが東証の新興市場に上場しました。注目の上場に買い注文が殺到しました。

 (経済部・西田晋一郎記者報告)
 今年、最も注目を集めた上場だけに取引開始から2時間以上経ってようやく値が付きました。メルカリの初値は5000円で、売り出し価格の3000円を大幅に上回りました。初値の時価総額は約6700億円で、今年最大の上場です。メルカリは上場で得た資金を海外での広告費などに使い、アメリカなど世界展開を本格化したい考えです。ただ、足元の業績は海外事業が赤字で、中古品市場が発達しているアメリカでは日本より競争が激しいという指摘もあります。今回の初値には世界で成功するという投資家の夢が込められていますが、アナリストのなかには「海外で黒字化できるか慎重に見極めていきたい」という声が出ています。

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