復興工事で入札情報漏えい 農水省が免職や停職処分[2018/06/22 19:14]

 東日本大震災の復興工事で東北農政局の職員が入札情報を事前に漏らしたとして、農林水産省は職員4人を免職や停職処分にしたと発表しました。

 斉藤農水大臣:「職員による未公表情報の教示等が認められたことは極めて遺憾でありまして、被災地をはじめ、国民の皆様に改めて深くおわびを申し上げたいと思います」
 処分では情報漏洩(ろうえい)に関係した職員1人を免職、3人を停職にしました。また、便宜を受けた準大手ゼネコンのフジタを指名停止1カ月としています。この問題は、農水省のOBであるフジタの社員が東日本大震災の農地復興工事の入札で、東北農政局職員から評価基準を事前に聞き出して提案書の添削を受けていたというものです。これが独占禁止法違反にあたるとして、公正取引委員会はフジタに対して排除措置命令を出すとともに、農水省に改善を求める申し入れをしていました。

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