16カ国参加の“東アジア版TPP” 都内で閣僚会合[2018/07/01 16:01]

 東アジア地域でTPP(環太平洋経済連携協定)のような自由貿易ルールの誕生を目指し、閣僚レベルでの交渉が都内で開かれました。

 安倍総理大臣:「世界で保護主義への懸念が高まるなかで、アジア地域が一丸となって自由貿易の旗を掲げ続けることができるかどうか。RCEP交渉にはこれまで以上に世界から注目が集まっている」
 RCEP(東アジア地域包括的経済連携)は日本や中国、東アジア諸国など、世界の人口の半分を占める16カ国が関税を引き下げてモノや人の行き来を活発にする貿易ルールを作るため、交渉が続いています。しかし、知的財産の保護を巡ってルール整備を求める日本に対し、対策が遅れている中国が反発するなど各国の足並みはそろっていません。トランプ政権が鉄鋼の輸入を制限するなど、保護主義への懸念が強まるなか、年内の交渉妥結に向けて各国がどこまで歩み寄れるかが注目されます。

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