大塚家具、きょう中間決算発表 社長処遇に注目も[2018/08/14 11:49]

 経営不振に陥っている大塚家具は、14日午後に今年の中間決算を発表します。大塚家具を巡っては、創業者の大塚勝久氏と娘の大塚久美子氏が経営方針を巡って対立。2015年からは久美子氏が経営権を握っています。ただ、翌年の2016年から2期連続で赤字になっていて、会社の身売り話も出ています。

 大塚家具の今後の再建は久美子社長の処遇にかかっています。お家騒動のイメージダウンを受けて、販売不振が続く大塚家具は客離れが止まりません。14日の中間決算でも3年連続の赤字となる見通しです。急速に経営が悪化するなか、大塚家具は去年、資本業務提携した貸会議室大手のTKPやヨドバシカメラ、台湾の企業などにも支援を要請しています。しかし、取引金融機関が最も相乗効果が期待できるとしていたヨドバシカメラが支援を拒否。現在はTKPとの提携が注目されています。ただ、関係者によりますと、久美子社長が経営陣に残るかどうかで意見が割れていて、調整に時間がかかる可能性があります。いち早く、抜本的な改革案を提示したい大塚家具。自らの椅子を手放すのかどうか、久美子社長の決断が問われています。

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