東証1部の不動産会社 客の預金残高データを改ざん[2018/09/02 06:21]

 投資用アパートの企画などを行う東証1部上場の不動産会社が客の預金残高を改ざんし、銀行に融資を申請していたことが分かりました。

 東京・渋谷区の不動産会社「TATERU」は、借り入れを希望していた客の融資審査を通りやすくするため、預金残高のデータを水増しして山口県の西京銀行に提出していたと発表しました。客側の弁護士によりますと、都内に住む男性は預金残高が23万円にもかかわらず、623万円に改ざんされていました。
 わたなべ法律会計事務所・加藤博太郎弁護士:「極めて悪質で高いものを売れば、あとは知らないとなりかねなくて、買ってしまった方は少しでも計画が違えば破綻してしまう可能性が十分ある」
 TATERUは「同様の改ざんがあるか調査を続け、結果を公表する」としていますが、別の客からは不安の声が上がっています。
 2億5000万円の不動産を購入した人:「私が投資している物件も価値が崩れると思うので、まともに運用できない。この先どうなるかの不安もプラスで、毎日、寝られない感じ」

こちらも読まれています