海洋プラスチックごみ対策を 化学メーカーが協議会[2018/09/08 07:06]

 日本化学工業協会など5つの業界団体は7日、プラスチックごみによる海洋汚染について対応協議会の第1回会合を開き、この問題に今後、取り組んでいくことになりました。

 7日に設立された「海洋プラスチック問題対応協議会」には、旭化成や花王などの大手化学メーカーら40団体が参加を表明しました。この協議会では、外部調査会社を起用してプラスチックごみの国内での処理状況などの情報を集めて問題意識を共有するほか、アジアの新興国に対してプラスチック廃棄物の管理向上に向けた支援などを行っていくということです。日本では、年間140万トンのプラスチックがリサイクルされず、焼却や埋め立て処理されています。プラスチックの問題を巡っては、EU(ヨーロッパ連合)が2030年までにプラスチック包装をなくす目標を発表したり、スターバックスやすかいらーくなどがプラスチックストローの使用を廃止する方針を表明していて、関心が高まっています。

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