巨額損失の政府系ファンド 役員の満額退職金に理解[2019/06/14 11:58]

 92億円の損失を抱える農林水産省が所管する政府系ファンドが損失を拡大させた役員に満額の退職金を支払うことについて、吉川農林水産大臣は理解を示しました。

 吉川農林水産大臣:「(Q.(満額の退職金は)国民の理解得られるか?)個別の投資の成否に左右されるものではないと認識している」
 「農林漁業成長産業化支援機構」は政府が成長戦略として300億円を出資していますが、累積損失は92億円に膨れ上がっています。機構は出資先の企業の破綻で6億円の損失を出した事業の担当役員にも今月末、退職金1400万円を満額支払う方針です。損失がさらに膨らめば国民負担につながる可能性があります。

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