高齢者“さらに働く”政策 骨太の方針を閣議決定へ[2019/06/21 11:55]

 政府は、経済財政運営の基本方針いわゆる「骨太の方針」を21日に閣議決定します。年金制度の見直しなどの政策が盛り込まれます。

 「骨太の方針」は70歳までの定年延長などを企業に求めるほか、高齢者の収入が一定以上になると年金が減額になる制度の廃止も検討し、国民が高齢になっても働き続けるような仕組みを作ります。しかし、最大で年間1兆円以上の財源が必要で、専門家は効果も薄いと指摘します。
 SMBC日興証券・宮前耕也シニアエコノミスト:「すでに働いている人がもらえる手取りが増える。さほど就労を増やす効果は期待できないのではないかと」
 それでも政府が高齢者が働く政策を進める背景には、年金の受給開始年齢を引き上げる狙いがあります。

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