増税を楽観視する企業の見方広がる 日銀が調査報告[2019/10/15 20:38]

 消費税率が10%に上がっても消費はそれほど落ち込まないとの見方が広がっていることが分かりました。

 日銀が3カ月に一度、企業の声などをまとめる「さくらレポート(地域経済報告)」によりますと、消費増税後の消費の動きについて「消費の落ち込みは前回の増税時ほど深刻化しない」「販売は大幅には下振れしない」とする声が出ているということです。増税前の駆け込み需要が大きくなかったため、消費が回復する時期も比較的、早いとの見方が広がっていますが、なかには「消費への悪影響は確実だ」と答えるなど警戒する企業もあります。一方、日銀は各地で大きな被害が出た台風19号の影響について「今後、影響を精査する」としています。

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