胃潰瘍の薬に発がん性物質 1600万錠余りを自主回収[2019/12/04 17:17]

 胃潰瘍(いかいよう)の薬に発がん性物質が見つかり、自主回収です。

 自主回収の対象となるのはゼリア新薬の「アシノン錠75ミリグラム」の一部、1600万錠余りです。厚生労働省から検査をするように指摘を受けたところ、基準を超える発がん性物質が見つかったということです。この薬と同じ成分で、後発薬メーカーの大原薬品も自主回収しています。これらの薬は医師による処方が必要で、胃潰瘍や逆流性食道炎などの治療に使われます。ゼリア新薬は「手元の薬を確認し、持っている場合は医師に相談してほしい」としています。

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