テレビ朝日社長が辞任 業務執行上 不適切な行為[2022/02/10 20:26]

 テレビ朝日は亀山慶二社長の辞任を発表しました。社内調査の結果、業務執行上の不適切な行為が確認されました。

 テレビ朝日では、去年8月以降に続けて発覚したスポーツ局の社員・スタッフによる不祥事を受け、「検証委員会」を設置して、スポーツ局のガバナンスを中心に監査・検証をしてきました。その過程でスポーツ局の統括でもある亀山社長の不適切な行為が明らかになりました。

 具体的には、亀山社長が主催する定例の会議に理由なくスポーツ局長を参加させないなどして、局内の指揮命令系統の混乱を招き、職場環境を悪化させたこと、また、スポーツイベントへの出席などの名目で行われた出張の中に、業務と関係ない私的な会食やゴルフが含まれていたことなどが確認されました。

テレビ朝日はきょうの取締役会で、亀山社長からの辞任の申し出を受理し、早河洋会長が社長を兼務することを決めました。

 テレビ朝日のコメントです。

「当社代表者の行動によって視聴者、アドバタイザー、株主の皆さまをはじめとする関係各位の信頼に反することとなり、心よりお詫び申し上げます。今回の事態をコーポレートガバナンス上重大なものと受け止め、的確なガバナンス体制の向上に努力する所存です。」

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