米・ミサイル発射実験を延期 北朝鮮への刺激避け[2013/04/07 15:25]

 アメリカは、今週に予定していた大陸間弾道ミサイルの発射実験を延期しました。北朝鮮への刺激を避ける狙いがあるとみられます。

 アメリカ国防総省は6日、カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地で予定していた大陸間弾道ミサイル「ミニットマン3」の発射実験を延期しました。北朝鮮がアメリカと韓国への対決姿勢を強め、中距離ミサイルを発射する構えを見せるなか、過度の刺激を避ける狙いがあるとみられます。
 習近平国家主席:「中国は平和と対話を促して、問題の適切な解決に向けてたゆまず努力する」
 一方、中国の習主席は、7日から中国南部で始まった国際会議で、「平和なしでは経済発展は望めない」と強調しました。朝鮮半島情勢を念頭に置いた発言とみられ、関係各国に対話による問題解決を呼びかけました。一方、北朝鮮はこれまでに、平壌駐在の各国の大使館に「10日以降は安全を保証できない」として国外へ退避するよう通告するなど、緊張を高める言動を続けています。ただ、4月15日に予定されている故金日成主席の誕生日に向け、関連イベントに参加する中国の芸術団が平壌に到着するなど、戦時態勢とは矛盾する対応も見せています。

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