北朝鮮の国営メディアが16日未明、韓国に対する「最後通牒(つうちょう)」を発表し、「報復行動」の開始を表明しました。軍事的な挑発行動に出る可能性を示唆しているとみられています。
平壌放送:「今から我々の予告なしの報復行動が開始されるだろう」
朝鮮中央放送は未明、臨時ニュースを放送し、朝鮮人民軍最高司令部の「最後通牒状」を発表しました。これは韓国に対するもので、15日、ソウルで開かれた北朝鮮を批判する集会で金正恩第1書記の写真を燃やしたことへの対応だと主張しています。「予告なく報復を行う」と軍事的な挑発行為に及ぶ可能性を示唆する一方、韓国政府が対話を望むなら謝罪の意思を示すべきだと韓国側の態度をうかがう姿勢も見せています。南北間では、2010年に哨戒艦沈没事件や延坪(ヨンピョン)島砲撃事件などが起きていますが、北朝鮮は報復行動の具体的な内容については明らかにしていません。
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