シリアでサリン使用か イスラエル軍幹部が指摘[2013/04/24 14:01]

 内戦状態が続くシリアで、アサド政権がサリンとみられる化学兵器を使ったとイスラエル軍幹部が指摘しました。

 イスラエルのメディアが軍幹部の話として明らかにしたところによりますと、アサド政権は反体制派に対して少なくとも2回、化学兵器を使用したとみられるということです。うち1回は先月19日のロケット弾攻撃の際に使用され、被害者は口から泡を出したり、瞳孔が小さくなったなどと指摘し、「明らかに何らかの化学兵器が使われた証拠」としています。この報道についてアメリカのケリー国務長官は、イスラエルのネタニヤフ首相と電話で会談したことを明かしたうえで、「現時点では、事実として確認できる情報はない」としています。アメリカ政府はイギリスなどと協力して情報収集にあたり、国連による調査を支援する考えです。

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