“鳥インフル”台湾に飛び火 初の感染確認[2013/04/25 05:32]

 中国で拡大しつつある鳥インフルエンザが台湾に飛び火しました。中国に滞在した後、台湾に戻った男性1人の感染が確認されました。

 台湾疾病管制局の会見:「台湾で初めて、H7N9型鳥インフルエンザの第一病例を確認しました」
 台湾の衛生当局によりますと、感染が確認されたのは、53歳の会社員の男性です。男性は、先月28日から中国の江蘇省・蘇州市に出張し、今月9日に上海経由で台湾に戻りました。3日後に発熱や脱力感の症状が出て、その後、症状が悪化し、24日午後に感染が確認されました。男性は重症です。また、中国滞在中に鳥と接触したり、生卵を食べたりしたことはなかったと医師に話したということです。中国本土以外での感染者の確認は初めてです。感染源は不明ですが、男性が滞在していた中国の江蘇省では、これまでに24人の感染者が出ています。

写真提供:国立感染研究所

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