イスラエルによる空爆「宣戦布告だ…」シリア高官[2013/05/06 11:53]

 内戦の続く中東のシリアの首都郊外をイスラエル空軍が爆撃したことに対し、シリアの副首相は「宣戦布告だ」と非難しています。

 シリアの政府高官はCNNに対し、ダマスカス郊外の軍事研究所が5日に空爆を受けたのはイスラエルによる「宣戦布告だ」と強く非難しました。イスラエル側は、レバノンの民兵組織「ヒズボラ」へ運ばれる高性能ミサイルを狙ったと説明しています。イスラエルは、敵対するヒズボラにシリアのアサド政権から化学兵器などが渡ることを警戒しています。イスラエル政府当局は、3日にもダマスカスでヒズボラの車列を空爆したとしています。空爆については、アメリカが容認する一方で、周辺アラブ各国は非難を強めていて、シリア内戦を巡る対立構造が複雑化しています。

こちらも読まれています