「シリア反体制派がサリン使用」国連調査委員会[2013/05/07 05:55]

 内戦状態が続くシリアで、反体制派が猛毒の「サリン」を使用した可能性があると国連の調査官が指摘しました。

 国連調査委員会のカーラ・デルポンテ調査官は5日、シリア反体制派が致死性の神経ガス「サリン」を使った可能性があるとスイスのメディアに語りました。デルポンテ氏は、さらなる調査で確証を得る必要があるとしながらも、複数の証言など具体的な根拠があるとし、「サリンガスを使っているのは反体制派だ」などと述べました。一方で、委員会の調査は始まったばかりだとして、今後の調査で、シリア政府側も同様に化学兵器を使ったという証拠が出る可能性はあると話しています。調査委員会は、6月に開かれる国連人権理事会の会合で報告書を提出する予定です。

こちらも読まれています