歴史認識で日本批判 訪米中の韓国大統領[2013/05/09 05:46]

 ワシントンを訪問している韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領がアメリカの議会で演説し、「きのう起きたことに正しい認識を持てなければ明日はない」などと、暗に日本の歴史認識について批判しました。

 韓国・朴槿恵大統領:「過去に目をつぶる人たちは、未来を見ることができない。これは今ここにある明らかな問題だ」
 朴大統領は、北東アジアでは経済の関係はますます深まっているが、歴史認識の違いが広がっているとしたうえで、「日本」と明確に名指しはしなかったものの、暗に厳しく批判しました。一方、北朝鮮問題について朴大統領は、核保有は認めないとの立場を示したうえで、「北朝鮮は正しい選択をしなければならない。責任ある国家への道を歩まなければならない」と促しました。「アメリカはほかにない親友」と関係の深さを強調した朴大統領ですが、対照的に歴史認識に対しては、日韓関係の冷え込みが印象づけられた形となりました。

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