「琉球は日本に奪われた」中国・党機関紙が掲載[2013/05/09 05:53]

 中国共産党の機関紙が、尖閣諸島の領有権問題に関連して「琉球は中国の属国で日本に奪われた」とする異例の論文を掲載しました。

 「人民日報」は8日、中国史の専門家の論文を掲載し、「琉球は明や清の時代に中国の属国だった」、日清戦争後の下関条約で「琉球は日本に奪われた」と指摘しました。そのうえで、「歴史的に解決していない琉球の問題を再び議論する時が来た」と沖縄の主権に踏み込む主張をしています。党の機関紙が沖縄の歴史に関する論文を掲載するのは異例で、尖閣諸島の問題と合わせて日本をけん制する狙いがあるとみられています。中国外務省の報道官は、政府の立場について明言を避けています。

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