朴大統領が米議会で日本の歴史認識を“非難”…[2013/05/09 11:48]

 アメリカを訪問中の韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が議会で演説し、「過去に目をつぶる人たちは未来を見ることはできない」などと暗に日本の歴史認識を非難しました。

 朴槿恵大統領:「きのう起きたことを正直に認識できないところには明日はない」
 朴大統領が歴史認識を取り上げたことで、演説を聞いていた議員からも日韓関係改善への期待が聞かれました。
 シャボット議員:「(2カ国間の関係改善は)日韓次第。慎重に取り組んでほしい」
 ハナブサ議員:「(日韓の)心を開いた議論を期待しています」
 朴大統領は、経済の相互依存が深まるアジアで、政治や安保の協力では逆行していると指摘し、この矛盾にどう対応するか、それがオバマ大統領のアジア重視戦略にもつながると関係国に呼びかけました。アメリカの専門家は「朴大統領の就任後、初訪問は成功だった」と評価していますが、日韓関係には頭を抱えています。
 チャ元NSCアジア担当部長:「アメリカは、できるだけ両国を協力的にさせようとしていると思う。しかし、(2国間の問題に)介入することはないだろう」
 朴大統領はアメリカとの同盟の強さ、北朝鮮への対応だけでなく、日本との歴史問題もしっかりと印象づけ、早速、外交手腕を見せつけました。

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