漁船銃撃の制裁反発…フィリピンで台湾へ抗議デモ[2013/05/23 05:56]

 フィリピンの警備船が台湾の漁船に発砲して船員が死亡した問題で、台湾がフィリピン人労働者の受け入れを凍結するなどの制裁を発動したことに対して抗議するデモが行われました。

 抗議デモは22日、首都マニラにある台湾の代表事務所が入るビルの前で行われ、「フィリピン人労働者を台湾から排除するな」などと書かれたプラカードを掲げた約50人の労働者が集まりました。台湾の代表事務所は、フィリピンと国交がない台湾にとって事実上の大使館にあたります。今月9日、台湾とフィリピンが互いに排他的経済水域を主張する海域で、フィリピンの警備船が台湾の漁船に発砲し、船員の65歳の男性が死亡しました。この問題を受けて、台湾の馬英九総統は、フィリピン人労働者の受け入れ凍結など11項目にわたる制裁措置を発動しています。

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