EUがシリア反体制派への武器禁輸措置を解除[2013/05/28 11:47]

 EU=ヨーロッパ連合は、内戦が続くシリアの反体制派に武器を供与するため、シリアに対する武器の禁輸措置解除を決めました。

 27日のEUの外相理事会では、イギリスとフランスがシリアへの禁輸措置延長に反対し、5月末で失効することになりました。武器の供与先については反体制派にすると補足しています。加盟国は、来月に開かれる内戦の解決を目指す国際会議を見極めるため、8月1日までは武器輸出を控えるということです。隣国のレバノンのイスラム教シーア派民兵組織「ヒズボラ」が、アサド政権側に立って内戦に介入していることをすでに明らかにしています。EUによる反体制派への武器の供与が始まれば、シリア内戦はレバノンを巻き込んで激化する恐れもあります。

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