米大統領、ライス国連大使を安保担当補佐官に指名[2013/06/06 10:28]

 アメリカのオバマ大統領は、スーザン・ライス国連大使(48)を国家安全保障担当の補佐官に起用すると発表しました。後任の国連大使は元ジャーナリストのサマンサ・パワー氏(42)で、2代続いて女性です。

 ライス氏はオバマ大統領の腹心といわれ、政権2期目の国務長官に指名される予定でした。しかし、リビアのアメリカ領事館襲撃事件の対応を巡り、野党の共和党が反発し、実現しませんでした。このため、議会の承認が必要ない国家安全保障担当の補佐官としてオバマ政権を支えることになりました。ライス氏の後任の新しい国連大使に就任するパワー氏は元ジャーナリストで、旧ユーゴスラビア紛争の取材でピューリッツァー賞を受賞しています。オバマ大統領が上院議員のころ、オバマ事務所で働いたことがあります。アメリカの国連大使は2代続いて女性となります。

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