アメリカ・放射能漏れの原発 運転再開を断念[2013/06/08 11:53]

 放射能漏れで運転を停止していたアメリカのサンオノフレ原発について、地元の電力会社が運転再開を断念しました。電力会社は、部品の製造元の三菱重工業に損害賠償を求める方針です。

 カリフォルニア州にあるサンオノフレ原発は去年1月、運転中の3号機で蒸気発生器の配管の一部が破損し、微量の放射性物質が漏れ出しました。その後、2号機でも問題が見つかり、2、3号機ともに運転を停止していました。原発を所有する電力会社は、行政手続きに時間がかかることや補修費用などが多額になることなどから、運転再開を断念しました。一方で、事故の原因となった蒸気発生器の製造元である三菱重工業に対し、損害賠償を請求する方針です。

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