14日に投票が行われるイランの大統領選挙を直前に控え、各地で候補者の集会が開かれました。改革派寄りの候補が大きく支持を伸ばし、選挙は混迷を深めています。
投票を前に首都テヘランでは12日、有力候補者らの集会が市内各地で開かれました。選挙戦は経済制裁を続ける欧米諸国に強硬姿勢を唱える保守強硬派の有力3候補が入り乱れる展開です。保守派のなかでも、欧米との対話を模索する元核問題交渉担当のロウハニ氏が、2人の元大統領などの支持を受け、急速に勢いを伸ばしています。イランの輸出産業を支えるピスタチオ、その生産業者らも大統領選での変化を望んでいます。
ピスタチオ生産組合理事:「次の大統領には、もう少し世界と仲良くしてもらいたい。そうすればピスタチオをもっと日本に輸出することもできる」
最初の投票では過半数を得る候補者は出ず、上位2人による決選投票にもつれ込むという見方が出ています。
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