中国専門家が尖閣問題で「領土問題認めるべき」[2013/06/18 00:05]

 中国の政府系シンクタンクの専門家が尖閣問題について、「日本は領土争いが存在するという基本に立ち返るべきだ」と述べ、海外メディアなどに向けて中国の主張をアピールしました。

 中国社会科学院・張蘊嶺主任:「日本は『領土争いが存在する』という基本に立ち返ることだ。この要求は非常に簡単で、非常に低いものだ」
 張氏は、海外メディアも集まる講演会で「領土問題については、争いがあることを認めるべきだ」と述べました。そのうえで、「問題を棚上げし、平和的に解決するのが中国の方針だ」として、尖閣諸島の領有権争いは存在しないとする日本の姿勢が妨げになっていると強調しました。中国は、政府関係者らが講演などを通じ、国際社会に尖閣問題の平和的な解決姿勢をアピールする活動を活発化させています。

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