南シナ海問題で“結束”を ASEAN外相会議始まる[2013/06/30 11:53]

 ASEAN=東南アジア諸国連合の外相会議がブルネイで始まりました。南シナ海の領有権問題などが主な議題となっています。

 ASEAN加盟国は南シナ海での紛争を回避するため、法的拘束力を持つルール作りを早い時期に行うことを目指しています。しかし、中国との間で領有権問題を抱えるフィリピンやベトナムと、中国と関係の深いそのほかの加盟国との間で意見に隔たりがあり、足並みがそろっていませんでした。今回は、ルール作りに向けてASEANが結束している姿勢をアピールし、各国は30日午後の中国も交えた外相会議に臨みたい構えですが、中国は消極的な姿勢をこれまで見せてきました。ルール作りに向けた交渉を早期に行うことでは一致するとみられますが、具体的な時期を打ち出せるかは不透明な情勢です。

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