エジプトで過去最大級の反政府デモ 大統領退陣求め[2013/07/01 14:47]

 モルシ大統領の就任から1年を迎えたエジプトで、経済の低迷や治安の悪化を理由に大統領の退陣を求める過去最大規模の反政府デモが夜を徹して行われました。

 デモ参加者:「大統領には早く辞めてほしい。停電に燃料不足に仕事もない。問題だらけです。大統領は国のためではなく、自分の仲間のためにしか仕事をしなかった」
 首都カイロでは30日、タハリール広場や大統領宮殿前に数十万人が集まり、夜通しで大統領の退陣を訴えました。地方都市では大統領支持派と反政府勢力の衝突が起き、30日だけで4人が死亡、253人がけがをしました。ロイター通信は、軍関係筋の話として、エジプト全土で約1400万人がデモに参加したと伝えています。一方、モルシ大統領は沈黙を守っていて、混乱収拾のめどは立っていません。

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