中国が新ガス田開発着手 日本政府が抗議するも反発[2013/07/03 18:25]

 東シナ海の日中境界線付近で、中国側が新たなガス田開発に着手しました。

 菅官房長官:「中国の大型海上クレーン船が新たな海洋プラットホームの建設と思われる作業を行っていることは、政府として確認している。中国側が一方的に開発を進めることは認められない」
 中国が新たなガス田開発を始めたのは、東シナ海の日本と中国の中間線の西側約26キロの地点です。日本政府は中国側に対し、外交ルートを通じて「重大な懸念がある」と伝えました。これに対し、中国政府は「抗議は受け入れられない」と反発しています。
 中国外務省・華春瑩副報道局長:「中国は、自らの管轄海域の範囲内で開発に活動を行っている。誰にも批判される筋合いはない」
 中国外務省の報道官は「日中の中間線は日本が一方的に設けたもので、中国としては受け入れていない」とも述べ、日本側の主張に真っ向から反発しました。そのうえで、「中国は、東シナ海の境界線問題を対話を通じて解決しようと努力している」と主張しました。

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