「金歯抜いた」情報も ミャンマーで日本兵遺骨調査[2013/08/09 10:30]

 ミャンマーの少数民族が実効支配する地域で、旧日本兵の遺骨調査を行っている団体が、21件の遺骨情報があり、そのうち3件は信憑性(しんぴょうせい)が高いと中間報告しました。

 タイ日教育開発財団・海老原智治所長:「日本兵が金歯を入れていたので、自分はその金歯を抜き取ったという非常に具体的な情報が出てきた」
 ミャンマーの少数民族が実効支配している地域では、民主化によって政府軍と武装勢力の間で停戦が進み、これまでできなかった旧日本兵の遺骨調査が今年3月から始まっています。現地調査は14の少数民族の団体に委託されていて、遺骨がある場所の情報を聞き取り調査で集め、今後、日本政府が遺骨を発掘するための基礎データとなります。調査開始から半年で21件の遺骨情報が集まりましたが、比較的信憑性が高いと思われる情報は3件にとどまっているということです。調査は来年2月まで行われる予定です。

撮影:タイ日教育開発財団

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