対シリア武力行使容認盛り込まず 安保理決議案[2013/09/14 17:51]

 シリアの化学兵器廃棄に関する国連安全保障理事会の決議案に、シリアへの武力行使を容認する内容を盛り込まない方針であることが分かりました。

 ロイター通信によりますと、アメリカは、国連安全保障理事会の決議案にシリアが検証可能な形で化学兵器を放棄することを拒否した場合、武力行使など強制力のある対応を盛り込むよう主張していました。しかし、アメリカ政府高官は、ロシア側の意向により、それには必ずしもこだわらない考えを示しました。
 一方、シリアの化学兵器を国際的に管理する具体的な方法などについて話し合う、アメリカのケリー国務長官とロシアのラブロフ外相による協議は14日もジュネーブで始まりました。また、今月28日ごろには国連総会に合わせ、ニューヨークでシリアの内戦終結に向けた国際的な枠組みなども含め、再度話し合う予定です。

こちらも読まれています