26カ国790億円 横倒し豪華客船の引き起こし大作戦[2013/09/17 18:10]

 横倒しの豪華客船がようやく引き起こされました。

 イタリア中部のジリオ島で座礁し、横倒しになっていた豪華客船「コスタ・コンコルディア号」の引き起こし作業は19時間かけて行われ、日本時間の17日午前に完了しました。全長290メートル、重さ11万4000トンもの巨大な船体を引き起こす作業は費用約790億円をかけた大プロジェクトで、26カ国から約500人が動員されています。船は、気候が安定する来年の春ごろにドックまで牽引(けんいん)され、その後に廃棄される予定です。座礁事故は去年1月に発生し、死者・行方不明者32人を出す大惨事になりました。船長は過失致死などの罪に問われていて、公判は現在も続いています。

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