ロシア・フランス外相会談 シリア巡り足並みに乱れ[2013/09/18 05:50]

 シリア情勢を巡ってロシアとフランスの外相が会談しましたが、アサド政権に対する軍事圧力の維持について、立場の違いが浮き彫りになりました。

 ロシア・ラブロフ外相:「(反体制派による)挑発行為だという十分な根拠がある。化学兵器を使えるのはアサド政権だと根拠なく言う人がいるが、真実は究明されなければならない」
 会談後の記者会見で、ロシアのラブロフ外相は、シリアで化学兵器が使用されたと断定した国連の報告について、反体制派の「挑発」という見方を示しました。また、化学兵器の廃棄に向け、シリアへの軍事圧力を維持する必要があるとするフランスなどの立場に対して、「意見の隔たりがある」と主張しました。シリア情勢への対応で、ロシアと欧米との足並みに乱れがあることが改めて露呈しました。

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