「医療適用の日は近い」iPS細胞の山中教授が講演[2013/10/05 07:31]

 去年、ノーベル医学・生理学賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授がワシントンで講演し、「iPS細胞を実際の医療に適用できる日は近い」と語りました。

 京都大学・山中伸弥教授:「去年、ノーベル賞を受賞したが、まだこの技術を患者を助けることに使えていない。その日はすぐそこまで近づいている」
 山中教授は、日米関係の強化を目指す日系人組織の会合に招かれて講演しました。このなかで、iPS細胞の技術を実際の医療に役立てるため、日米など世界の多くの科学者に協力してほしいと呼びかけました。また、最近、日本の厚生労働省がiPS細胞の臨床研究を承認したことなどを挙げて、実際の医療への適用の実現は近いという見通しを示しました。

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