シリア化学兵器全廃へ 国連査察チーム破壊開始 [2013/10/07 11:57]

 シリアの化学兵器全廃に向けて現地入りしている国連などの査察チームが化学兵器の破壊作業を始めました。

 国連とOPCW=化学兵器禁止機関の査察チームは6日、ダマスカス近郊の化学兵器関連施設で、化学兵器を装填(そうてん)できるロケット弾を重機で押しつぶすなどの破壊作業を行いました。査察チームによりますと、アサド政権は1000トン以上の化学兵器を保有しているとみられていて、来年半ばまでにすべての化学兵器を廃棄する計画です。アメリカの推計では、シリア国内でこれまでに1400人以上が化学兵器によって死亡したとみられています。

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