福島第一原発作業員の内部被ばく 2割過小評価か[2013/10/13 17:36]

 放射線被ばくの影響を調査する国連の委員会は、福島第一原発事故に対応した作業員の内部被ばく量が、約20%過小評価された可能性があるとする報告書を発表しました。

 放射線影響委員会は、作業員2万5000人のうち、被ばく量が最も多かった12人の内部被ばくについて詳しく調べました。調査の結果、半減期が約8日間のヨウ素131については、内部被ばく量が東京電力の報告と一致したとしました。しかし、半減期が約21時間のヨウ素133の影響は考慮されておらず、内部被ばく量が約20%過小評価された可能性があると指摘しました。さらにヨウ素131についても、検査自体が大幅に遅れたために作業員の多くから検出されず、東電や下請け企業による内部被ばくの評価は不確かだと結論付けています。

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