フィリピン南部でM7.1の地震 死者85人に[2013/10/15 20:56]

 フィリピン南部で地震があり、ビルが崩壊するなどして、これまで85人の死者が出ています。

 アメリカの地質調査所によりますと、15日午前8時すぎ(日本時間の午前9時すぎ)、フィリピン南部ボホール島でマグニチュード7.1の地震がありました。地元の警察などによりますと、この地震により、これまでに85人が死亡し、うち69人はボホール島で犠牲になったということです。隣のセブ島では、ジムに集まっていた人が建物の外に逃げようとパニックが起き、将棋倒しとなった5人が死亡しました。震源の近くではビルや歴史的な教会が倒壊し、市場の屋根が落ちるなどの被害も出ています。地震の揺れは大きく、住民によりますと、「木につかまっていないと立っていられないほどだった」ということです。ただ、震源がボホール島の内陸部だったため、今回の地震で津波は発生していません。セブ島はダイビングなどで日本からの旅行者も多い観光地ですが、マニラの日本大使館によりますと、現時点で日本人の被害は確認されていないということです。フィリピンでは去年も中部でマグニチュード6.9の地震があり、100人近くが犠牲になっています。

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