故宮博物院の美術品、来年日本で初公開へ[2013/10/17 08:00]

 台湾の故宮博物院が所蔵する中国歴代の美術品の展覧会が来年、日本で初めて開催されることになり、調印式が行われました。

 故宮博物院で行われた調印式には、展覧会が開かれる東京国立博物館と九州国立博物館の館長が出席し、貸し出される美術品の取り扱いなどを定めた契約書にサインしました。台湾の故宮博物院には、中国の歴代王朝などが所有していた絵画や書、磁器、そして天子の権威の象徴とされる玉器などの宝物が約69万点所蔵されています。このうち日本で公開されるのは231点で、特に人気の高い2つの彫刻「翠玉(すいぎょく)白菜」は東京で、「肉形石」は九州で、それぞれ公開初日から2週間だけ展示されます。展覧会は、東京では来年の6月24日から、九州では10月7日から開かれる予定です。

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