PM2.5濃度急上昇で都市機能マヒ 中国・ハルビン市[2013/10/21 17:38]

 中国で、計測ができないほど高いレベルの汚染物質が空を覆いました。

 中国東北部のハルビン市は20日夜から21日にかけて、有害な大気汚染物質「PM2.5」の濃度が急激に上昇し、一時、1立方メートルあたり1000マイクログラムを上回りました。街は濃いスモッグに覆われ、国営テレビによりますと、視界は一時、50メートル以下になりました。このため、21日午後までに飛行機141便が欠航となり、高速道路も一時、全面通行止めとなったほか、小中高のすべての学校が休校となるなど、市民生活にも大きな影響が出ています。ハルビンでは、20日から公共の暖房の供給が始まり、石炭が大量に使われたことが原因とみられています。

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