独紙「米大統領3年前から把握」メルケル氏盗聴疑惑[2013/10/28 11:56]

 アメリカの情報機関がドイツの首相の携帯電話を盗聴していたとされる問題で、ドイツの大衆紙が、3年前からオバマ大統領が盗聴を把握していたと報じました。

 ドイツの大衆紙「ビルト」によりますと、アメリカのオバマ大統領は2010年に、NSA=国家安全保障局からドイツのメルケル首相に対する盗聴について報告を受け、継続するよう指示したということです。これに対して、NSAは「報道の内容は事実ではない」とする声明を発表しました。オバマ大統領は23日、メルケル首相との電話で「盗聴行為は知らなかった。知っていればやめさせた」と謝罪したと報じられています。一連の報道が事実であれば、オバマ大統領の発言が事実と異なることになります。

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