宮崎監督「風立ちぬ」はタカ派? NYタイムズ[2013/11/07 19:35]

 引退を発表した宮崎駿監督の「風立ちぬ」がアカデミー長編アニメ賞の候補に残れるかどうか審査中ですが、ニューヨーク・タイムズは「あまりにもタカ派的で、慎重な見方がある」と伝えました。

 6日付のニューヨーク・タイムズは、「風立ちぬ」の主人公が零式艦上戦闘機、いわゆる零戦の開発者をモデルにし、韓国などで批判が出ていることを踏まえ、「あまりにもタカ派的だという意見の人もいる」という見だしで報じました。記事のなかで「普通なら真っ先にアカデミー賞候補になる芸術作品だが、今回は慎重な見方がある」と指摘しています。その一方で、「反軍国主義的なメッセージを持っている」と触れ、「この映画の本質を見るべきだ」というスタジオジブリ側のコメントも紹介しています。アメリカ映画芸術科学アカデミーが5日に公表したアカデミー長編アニメ賞の審査対象19作品のなかに「風立ちぬ」も入っています。

こちらも読まれています