英・情報機関「数々のテロ行為を防いできた」[2013/11/08 14:45]

 イギリス政府による個人情報の収集問題で、MI6=秘密情報局など情報機関のトップ3人が議会の公聴会に呼ばれ、「これまで数々のテロ行為を防いできた」と成果を強調しました。

 英情報局保安部・パーカー長官:「(2005年以降で)大小34件のテロ計画を未然に防いできた。そのうちの1、2件の計画は大量殺りくを目指した大規模なものだった」
 公聴会では、国会議員から通信傍受活動について質問が相次ぎましたが、3人とも「不特定多数に通信傍受しておらず、活動は法律の範囲内だ」などと釈明しました。また、CIA=米中央情報局の元職員、エドワード・スノーデン容疑者による国家機密の暴露は、「活動に著しい影響を与え、危険にさらされた」と批判を交えて語りました。情報機関のトップがそろって議会で発言するのは初めてで、3人とも「情報収集活動によって、アルカイダなどのテロリストから多くの国民の命を守ってきた」とこれまでの成果を強調しました。

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