死者1万人以上とも…フィリピン台風被害広がる[2013/11/11 00:48]

 猛烈な台風30号が直撃したフィリピン中部では、壊滅的な被害が出ています。死者は1万人に上るという情報もあります。

 セブ島で語学学校を経営する日本人:「(従業員から)情報を聞くと、すごいことになっていると。帰った時に家がなくなっていたと何名からか聞いている。屋根が飛んでしまったと(聞いた)」
 特に被害が大きかったフィリピン中部のレイテ島やセブ島などでは、洪水や土砂崩れが発生したほか、竜巻と同じくらいの突風が吹き、大きな被害が出ています。フィリピン政府は、これまでに229人が死亡し、約950万人が被災したとしています。AP通信などによりますと、レイテ島の警察当局は、島内の死者が1万人を超える見通しを示したほか、レイテ島に隣接するサマール島の地元当局者によりますと、300人以上の遺体が見つかり、2000人以上の行方が分からなくなっているということです。通信が寸断されて連絡が取れない地域も多く、死者の数は今後、さらに増える恐れがあります。フィリピンの日本大使館によりますと、レイテ島には約100人の日本人がいて、これまでにけが人などの情報はないということです。

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