TPP首席交渉官会合始まる 年内妥結に向け大詰め[2013/11/20 11:57]

 TPP=環太平洋経済連携協定の首席交渉官会合がアメリカで始まりました。年内妥結に向け、大詰めの協議が行われています。

 (吉川純一記者報告)
 今回の会合は、来月の閣僚会合への道筋をつけるため、重要だと位置づけられていますが、交渉は厳しいものとなる見通しです。
 鶴岡公二首席交渉官:「すべての問題について決着がつけられるほど楽観できる状況ではないことは、率直に認めざるを得ない」
 鶴岡首席交渉官は、日本が米など重要5項目などの関税を守ろうとしていることに対し、自由化の約束を十分果たしていないという批判があるとしたうえで、最大限努力していくことを強調しました。また、難航している「知的財産」などでも各国の激しい駆け引きが繰り広げられるとみられています。アメリカのフロマン通商代表は、年内合意について「交渉の中身が合意のタイミングを決める」として、必ずしもこだわらない考えを示しましたが、年内合意ができるかはこのソルトレークシティーの会合で、どこまで具体的な成果が上げられるかにかかっています。

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