北、張成沢氏の処刑 火炎放射器まで使用か…[2013/12/14 11:48]

 北朝鮮の事実上のナンバー2だった張成沢(チャン・ソンテク)氏が処刑された際、火炎放射器まで使われていたことが分かったと複数の韓国メディアが報じました。

 (野村友弘記者報告)
 火炎放射器まで使った処刑方式には、恐怖政治の効果をより大きくする狙いがあると分析されています。韓国メディアは、情報当局や北朝鮮関係筋の話として、張氏の処刑には機関銃に加え、火炎放射器まで使われたとみられると伝えています。北朝鮮の判決文には、「最高司令官の命令に従わなかった者たちは、死んでもこの国に埋まるところはない」とする文言もあり、埋葬する必要がないくらい痕跡を消すことだというふうにも解釈されています。また、金正恩体制を確立するためにも、張氏の追従勢力や住民たちに対して強い警告メッセージを送ったものだとの分析も出ています。14日朝の韓国の新聞は、「正恩氏の血の粛清」が始まると大きく見出しを取っていて、韓国では、北朝鮮社会の不安定化を心配する声が広がっています。

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