オバマ大統領が今年最後の会見 来年も経済最優先に[2013/12/21 11:51]

 アメリカのオバマ大統領は、ハワイで休暇を過ごす前に今年最後の記者会見を行いました。過去最低の支持率が続くなか、来年も経済を最優先課題に据える考えを強調しました。

 オバマ大統領:「企業は新しい成長と雇用を生み出している。2014年はアメリカにとって躍進の年になると信じている」
 オバマ大統領はこう経済の明るい見通しを述べるとともに、超党派で予算案を可決したことを歓迎しました。ただ一方で、3月に再び期限を迎える債務上限問題では「議会と交渉はしない」と一歩も譲らない構えで、再び波乱も予想されます。政権肝いりの新しい医療保険制度はうまく立ち上がらず、NSA=国家安全保障局による大量の通話記録の収集問題では、司法から憲法違反との声も上がるなど逆風が続き、支持率は過去最低の41%に低迷しています。来年を本当に「躍進の年」にできるのか、まるで気持ちを切り替えるかのように、オバマ大統領は2週間以上にわたる長い冬休みに家族とともに出発します。

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