“災害”ロボット大会 日本チームが予選トップ[2013/12/22 17:47]

 福島第一原発の事故を教訓に、人に代わって災害現場で働くロボットの性能を競う大会がアメリカで開かれ、日本のチームが予選をトップで通過しました。

 この大会は、アメリカ国防総省の研究機関が原発事故などの災害現場で活動するロボットを開発するために企画したものです。事故現場に向かう想定で車を運転したり、障害物を乗り越えるなどの課題を順調にこなした東大出身のベンチャー企業「SCHAFT」が圧勝し、1位で予選を通過しました。大会関係者は、「福島で起こったような危機に備えて、ロボットの技術を高めたい」と話しています。予選を通過した8チームには、それぞれ研究費としてアメリカ政府から約1億円の補助金が出る見通しで、1年後の決勝大会で優勝を目指します。
 大会参加者:「日本チームはすべてが素晴らしかった。しかも、4つの課題でトップだった。堅実なデザインと優秀なメンバーがそろっている」
 SCHAFTは、ロボット事業に参入し、次々に関連企業を手中に収めているインターネット検索大手のグーグルに買収されています。

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