安倍総理 靖国神社参拝 韓国政府の反応は[2013/12/26 11:49]

 安倍総理大臣が26日午前、靖国神社を参拝しました。韓国のメディアは、「日韓関係は急速に冷え込むだろう」などと大々的に伝えています。

 (野村友弘記者報告)
 韓国では、メディアが1時間ほど前から安倍総理大臣の靖国神社参拝を速報で伝えていて、日韓首脳会談はさらに遠のいたなどと伝えています。韓国の連合ニュースは、韓国政府関係者の話として、靖国神社参拝は侵略戦争を正当化し、そして、日韓関係を毀損する行為だとして、遺憾の意を表明するとしたコメントを放送しました。また、韓国政府から公式的なコメントは発表されていませんが、26日午後2時半から予定されている外務省の記者会見で何らかの談話が発表されるとともに、韓国政府としては、駐韓日本大使館の関係者を呼びつけ、厳重に抗議するとみられています。韓国政府にとって靖国神社は軍国主義の象徴であり、ここに日本の指導者が参拝することについては、過去の歴史を反省しない行為だとして反発していました。また、日韓関係はこの冷え込みもあり、安倍総理、そして朴槿恵(パク・クネ)政権が発足してから、まだ一度も首脳会談が行われていない異常な状況にあります。ですが、韓国国内でもこのところ、こうした状況は良くないのではないかといって、日韓関係を早く改善すべきだという声も上がってきていました。それだけに、今回の参拝で、韓国政府がまた強硬的な態度に出てくるということは間違いなさそうです。

こちらも読まれています