南スーダン銃弾提供「韓国部隊長が自衛隊に要請」[2013/12/31 07:30]

 南スーダンのPKO=国連平和維持活動で自衛隊による韓国軍への銃弾提供について、韓国政府は、現地の部隊長が本国を通さずに直接、自衛隊に銃弾を要請していたことを明らかにしました。

 韓国国防省は、国会で「状況が急速に悪化し、部隊長が国連に問い合わせ、日本とアメリカが銃弾を支援できるとの回答があり、日本に先に要請した」と説明しました。さらに、韓国軍の参謀本部などには事後報告であったことも明らかにしました。銃弾提供を巡っては、日本側が「韓国軍から直接、要請があった」とする一方で、韓国側は「国連を通じて要請した。必要な銃弾はあった」と食い違いが出ていました。30日の国会答弁で韓国側が日本側の説明を認めた形となり、韓国が部隊の装備に対する国内の批判をかわすために事実と異なる説明をしていた可能性が高くなりました。

写真提供:陸上自衛隊

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